2006-01-01から1年間の記事一覧

ダダ・シュルレアリスム ―変革の伝統と現代

『ダダ・シュルレアリスム―変革の伝統と現代 (1971年)』(トリスタン・ツァラ/浜田明訳、思潮社)。 Tristan Tzara: Le surr?alisme et l' apr?s-guerre, Ed. Nagel, 1947 の全訳。トリスタン・ツァラが、1946〜7年にソルボンヌ、ブカレスト、プラハで行っ…

松之山探訪の巻

先週の土日、念願だった松之山に行ってきた。松之山には、安吾の叔母と姉が嫁いだ村山家があり、安吾もよく訪れていたようだ。「黒谷村」「禅僧」「木々の精、谷の精」「不連続殺人事件」などなど、何度も安吾作品の舞台になっているので、一度は行ってみた…

松之山探訪

土日を使って念願だった松之山に行ってきた。時間と気力がないので詳細は追々、週末にでも書くつもり……。ちゃんと書くんだろうか、俺。

安吾の母校で安吾を学ぶ

安吾の母校、東洋大学で開かれた坂口安吾誕生百年記念講演会&シンポジウム「坂口安吾と現代」に行ってきた。 講演は荻野アンナ「安吾の中のフランス」、山折哲雄「安吾と悪」の両氏、シンポジウムは東洋大学の先生陣、野呂芳信(日本近代文学)、朝比奈美知…

安吾誕生

100年前の今日、1906年10月20日に坂口安吾は生まれた。生誕100年を記念して新潟では色んなイベントが開催されているけど、結局一つも参加できていない。今週こそ、新潟へ!

美篶堂セミナー『工房雑話』

前回に引き続き活版印刷。美篶堂セミナーシリーズ02『工房雑話─嘉瑞工房 高岡昌生』「知識だけではないタイポグラフィーの話」に行ってきた。内容は活版印刷による欧文組版、タイポグラフィについての四方山話といったもので、詳しくはすでに田中栞さんがブ…

嘉瑞工房作品展にて

御茶ノ水の美篶堂ギャラリーで今日から始まった「嘉瑞工房作品展 ─活版印刷─」のオープニングにお邪魔した。主役の高岡昌生さんが美しい女性陣に囲まれているスキを狙い(というか、近寄るチャンスもないほど込み合っていた)、ほとんど独り占め状態で高岡重…

坂口安吾生誕百年祭&漫画化情報

坂口安吾デジタルミュージアム(http://www.ango-museum.jp)で「坂口安吾生誕百年祭」関連イベントが多数紹介されている。盛りだくさんの内容でとても楽しみだ。さて、どれに参加しようかな? あと、本館の方の掲示板に安吾作品の漫画化情報をいただきまし…

安吾賞

第1回「安吾賞」が野田秀樹氏に決まった。自称「安吾の生まれ変わり」の野田氏だけに妥当な線かもしれないが、「現代の安吾」とはイメージが違うなあ。それに、ちょっと有名すぎる。もっと知る人ぞ知るような、意外な人物が選ばれる賞かと思っていた。受賞発…

シナプスの笑い

今年3月に創刊されたばかりの雑誌『シナプスの笑い』(年3回発行)の創刊号と第2号を読んだ。精神障害体験者および関係者の作品を中心とした雑誌で、発行元は「精神をつなぐ・ラグーナ」。この雑誌に関わっている友人に、既刊分2冊を送ってもらったのだ。 「…

安吾のいる風景

『安吾のいる風景』(坂口綱男 文・写真、春陽堂書店)を読んだ。自称「作文アレルギー」という坂口綱男氏だが、なかなかどうして、簡潔で無駄がなくユーモラスな語り口にのせられ、一気に最後まで読んでしまった。「フールオンザヒル」云々とかお好み焼き「…

蔵書票まつり

信愛書店の原田さんが始めたブックカフェ「茶房高円寺書林」で、7月に蔵書票まつりが開かれた。ちょっとだけ覗きに行くつもりが、参加者の皆さんが楽しそうだったのでついつい参加してしまった。講師は大貫伸樹さんと田中栞さん。私は“大貫画伯”の「けしゴム…

安吾関連グッズ

文豪Tシャツvol.2「坂口安吾」というものが発売されている。「世田谷文学館が文学専門のデザイン集団「ページ屋」とコラボレーションをして発行しているもの」とのこと。最初は安易な企画もののような気がして敬遠していたんだけど、安吾つながりではない知…

自己破産?

銀行に行って預金を下ろそうとしたら残高がマイナス十数万になっていた。もしかしてこれは自己破産への第一歩なんだろうか? それにしても、残高がマイナスってあり得るのか? なぜだろう?

若冲ルービックキューブ大当たり

「プライスコレクション 『若冲と江戸絵画』展」のチケットと若冲ルービックキューブが当たった! 今年の運を使い果たしたんじゃないかと少し不安になったが、これぞ運が向いてきた証拠だと思い込むことにする。嬉しい!

「プライス・コレクション」見たい!

はてなのブログで”「プライス・コレクション」見たい!”と書き、「若冲デザインテンプレート」にすると「プライスコレクション 『若冲と江戸絵画』展」(東京国立博物館)のチケットや若冲ルービックキューブが当たるかもしれないので、宣伝の片棒を担ぐこと…

秋風と母

尾崎士郎が坂口安吾に宛てた書簡を読んでいると、尾崎氏の豪放磊落、大らかな性格が伝わってくるようでとても気に入り、小説作品を読んでみたくなった。尾崎士郎といえば『人生劇場』なんだろうけど、安吾ファンとしてはやはりコレというわけで、安吾撰輯に…

本明朝を語る、を聞きに行く

今日(4/22)、リョービ東京支社で開かれた講演会「杉本幸治 本明朝を語る」に行ってきた。最近、本明朝-Bookを使う機会が多かったので、お誘いに甘えホイホイと軽い気持ちで出かけていったのだが、これが面白かった。 杉本氏は、戦後すぐの三省堂時代から活…

漱石に変更するかな

王道の『僧侶』を探しはじめて早5週間。見つからない。寄せ集めのアンソロジーとかならあるんだけど、どれもキツキツの二段組ばっかりだ。できれば新本で、ゆったり贅沢に組んだオフの『僧侶』はこの世に存在しないのだろうか。そういえば、“時代を超えコン…

王道の「僧侶」はいずこ?

『食うものは食われる夜』(蜂飼耳、思潮社)と『孔雀の羽の目がみてる』(蜂飼耳、白水社)を読み終えた。前者は詩集、後者はエッセイ集だった。詩人の書いた文章ってやっぱりいい。とっくに使い古されたはずの言葉が新鮮に感じられる。そんな言葉に出会う…

不覚

先日、久しぶりに千駄木の往来堂書店に立ち寄った。ここに寄ると、他のお店で何度も見かけた本であっても、つい衝動買いしてしまう。今回も3冊、『ひとりという幸福』(坂口三千代、メタローグ)、『食うものは食われる夜』(蜂飼耳、思潮社)、『孔雀の羽の…

安吾忌

毎年坂口安吾の命日、2月17日に開かれる安吾忌に行ってきた。今年の会場は神田の如水会館。坂口綱男さん始めゆかりの人々のスピーチ、安吾賞やデジタルミュージアムの紹介、尺八とギターによるエリック・サティの演奏などなど、盛りだくさんの内容だった(詳…

ぶどう酒びんのふしぎな旅

飯田橋にある印刷博物館に「アンデルセン生誕200年展」を見にいった。国内外で19世紀から現在までに出版されたアンデルセンの本がたくさん展示されていた。解説文によると、作品に挿絵を入れることはアンデルセンの本意ではなかったそうだが、ついつい華やか…

「坂口安吾デジタルミュージアム」正式オープン

坂口安吾デジタルミュージアムがとうとうオープンした。詳細な年譜、おすすめ作品、坂口綱男さんのコラムなど、見応え、読み応え十分のミュージアムだ。とくに「安吾写真館」がいい。写真のみ、キャプションも何もついていない、ぶっきらぼうさがとてもいい。

URL公開!

はてなアンテナに入れておいた新潟市芸術文化振興財団のHPに「坂口安吾デジタルミュージアム」の文字が! 飛んでいくとURL(http://www.ango-museum.jp/)が公開されていた。 まだ予告編だけの仮ページだけど、本番はコラムや写真をはじめとにかく安吾情報満…

公開は安吾忌前後?

2006年1月1日が公開予定だった「坂口安吾デジタルミュージアム」。何度か新潟市芸術文化振興財団のHPを覗きにいったけど、まだ公開されていないようだ。次のタイミングとしては、2月17日の安吾忌あたりかな。 そういえば、昨年末で安吾の著作権保護期間が終…