2009-01-01から1年間の記事一覧

ぶら下げ2

『谷川俊太郎詩集』(思潮社)読んでたらこんなのがあった。 1965年3月の第2刷で印刷(活版)は宝印刷。この行にある全角アキ2つを二分四分にして行末を揃えたいところだけど、たぶん文字の横の並びを優先したんだろう。それとも調整が面倒だったのかな。前…

ぶら下げ

初めてBL(Boys Love)を読んだ。『お仕事ください!』(音理雄、もえぎ文庫・学習研究社)という小説で、元やくざの若頭だった印刷会社の社長と、気の弱い新入り営業マンとの恋愛話だった。印刷会社といってもオフではなく活版。有名な活版印刷所がモデルら…

1Q84タワー

今日(5/28)、三省堂書店の神保町本店に行ったら、出入り口付近は村上春樹の新刊『1Q84』だらけだった。右を見ても左を見ても大量の平積み。既刊の単行本もずらっと並んでいるから、さながら大々的な村上春樹フェアといったところ。さすが凄い人気だな〜と…

忌野清志郎死去

合掌。

世界卓球2009

卓球の世界選手権が横浜で開かれている。日本人選手もけっこう活躍しているので、毎日のように見てしまう。今日の男子シングルス4回戦、松平健太選手と北京五輪金メダリストの馬琳選手の試合は、もう少しで大金星だったのに、惜しい! あと残っている日本選…

美しい日本語ってなんだろう

あのトンデモ本を読んでから、私にとっての美しい日本語ってなんだろう、ってことを考えた。懐かしい紀州弁はひとまず措くとして、文学作品でまず思い浮かんだのが宮沢賢治の「やまなし」。小学校の教科書で読んだときにはわからなかったけど、物心ついてか…

『日本語が亡びるとき』を読んでみた

こないだ(2/13)一応読んどこうかと思ったので、『おやじがき』(内澤旬子、にんげん出版)と『紙魚のたわごと』(庄司浅水、朝日新聞社)をはさみ、『日本語が亡びるとき』(水村美苗、筑摩書房)を読んでみた。 で、やっと読み終えようかというところで安…

安吾忌2009

2月17日。今年も安吾忌に行ってきた。会場は神田の如水会館。詳細については坂口安吾デジタルミュージアムにレポートが載ると思うのでそちらでどうぞ。なので、ここでは2次会の話を少々。の前に一つだけ、恒例のカルトクイズでは念願の原稿用紙を頂いた! 20…

日本語は亡びるのか?

先週『ユリイカ』2月号の表紙に「特集*日本語は亡びるのか?」という文字を見つけて思わず手にとった。私の知らぬ間に第三次世界大戦でも始まったのかと思ったのだ。なんか大変なことが書かれているのでは!と思い、さっそく買って読んでみたんだけど、最近…

迷惑Hコメント

最近「パイ擦りの為のオッパイに至高の一品は此処にアリ。」みたいな迷惑Hコメントが毎日のように書き込まれるようになった。なぜだかわからんが最新の日記ではなくて1/14の「宮澤賢治全集やっと完結か」にだけコメントがつく。ひとまず対策として日付を1/15…

「雰」が気になる

最近になって初めて『すべてがFになる』(森博嗣、講談社文庫)を読んだ。で、すっかりはまり、とりあえず犀川創平&西之園萌絵のS&Mシリーズ10冊はひと通り読み終えた。んなアホな、というような強引なトリックもあったけど、謎解きどうこうより森作品の雰…

宮澤賢治全集やっと完結か

『【新】校本 宮澤賢治全集』がこの3月でやっと完結するらしい。最初に定期予約した書店はつぶれ、別の書店に行ったらバイト君に「そんな本ありません」と言われ、3軒目の書店はちゃんと対応してくれたので予約票(賢治全集と安吾全集が仲良く並んでいる)は…