2007-01-01から1年間の記事一覧

ザ・スミス

突然ザ・スミスが聞きたくなり、さっきから「ランク」を聞いている。何年ぶりだろう。やたら懐かしい。でも、やっぱりスミスはいい。 THE SMITHSというバンドをちゃんと聞き始めたのは、「ミート・イズ・マーダー」からだったかな。たしか「クイーン・イズ・…

オリジナルと版画

先週の話だが、思い出したらまた腹が立ってきたので書いておく。 ホテルニューオータニ幕張にあるレストランのクーポン券がポストに入っていたので、嫁とそこに夕飯を食べに行った。食事の後、すぐ横にラ・プラージュというギャラリーがあったのでふらっと入…

引っ越し

7月中に引っ越すことになった。今日昼間に引っ越し屋さんが来て見積もっていったらしいのだが、荷物の6割は本で、ざっと段ボール60箱分と言われたそうだ。本が床にたまってくるとまとめて実家に送っていたし、本棚にはちゃんと収まっているから大した量には…

王道の「僧侶」その後の展開

昨年の3月に「王道の「僧侶」」を探そうと思い立ったのだが、結局見つかっていない。そこで方針を変更して『茶の本』(岡倉覚三、岩波文庫)を探すことにした。きっかけは今年の3月に弘南堂書店という古書店で買ったワイド版岩波文庫の『茶の本』(1991年発…

飛行機で飛ばします

今日、飛行機に乗り込んで出発を待っていたら、機内放送で機長さんが、「強風のため出発が遅れておりますが、到着予定時刻より少し早く着くよう、安全な範囲で飛ばして運転します」とかなんとか。 一瞬耳を疑ったが、羽田空港についてから、乗り継ぎの団体さ…

【新釈】走れメロス 他四篇

こないだ買った『【新釈】走れメロス 他四篇』(森見登美彦、祥伝社)を読んだ。新釈「桜の森の満開の下」があるからという理由だけで買った本だし、昨年のマンガ版「桜の森〜」という前例もあったから全く期待してなかったんだけど、これが面白かった。 「…

またもや桜の森

『【新釈】走れメロス 他四篇』(森見登美彦、祥伝社)という本を買った。「桜の森の満開の下」が入っていたからだ。

ぜいたくな本

先週、元印刷技術者のお宅に伺ったとき、その方が印刷責任者として51年前に関わった本を見せていただいた。あまりにぜいたくな本だったので我慢できず、帰宅後すぐに「古本屋さんの横断検索」を使って注文した。昭和31年の出版当時1500円もした本が2000円だ…

ネットの力に魂消る

本館の方のカウンターが異様なスピードで増えていくのでアクセスログを調べてみたら、オマケで載せていたお薦め本リストのページにアクセスが集中していた。はてなブックマークにエントリーされたのがその原因のようだ。1時間に1000アクセス。1000までしかカ…

ナナオのカラーユニバーサルデザイン対応ワイドモニターが欲しい!

はてなのブログに“ナナオのカラーユニバーサルデザイン対応ワイドモニターが欲しい!”と書くとそのワイドモニターが当たるかも知れないので、昨年の伊藤若冲に続き性懲りもなく応募することにした。 ユニバーサルデザイン。最近よく見かける単語だ。“カラー”…

手製本とたい焼の魚拓

目黒区美術館区民ギャラリーで開かれていた東京製本倶楽部の展示会「本の国・本のかたち」を見にいった。一山いくらの市販本とは違い、1冊1冊丁寧に手製本された芸術的な書物がたくさん展示されていて、なんだか恐れ多いような雰囲気。本の開き具合を、中身…

安吾忌

安吾忌に行ってきた。会場は昨年同様神田の如水会館。坂口綱男さんとは今年もあまり話せなかった。あまりにお父様とそっくりなので、面と向かうと緊張して何をしゃべっていいのかわからなくなる。 安吾忌の内容については、追々デジタルミュージアムかさいと…

活版印刷

先月の13日、和歌山に縁のある人々の集まりに呼んでいただいた。私の母校である新宮高校の大先輩が中心なんだけど、新高出身者に限定しているわけではなく、和歌山に多少なりとも関係のある人たちの集まりだった。 そのとき知り合った人の中に「詩人」の方が…

大往生の島

2007年最初の読了本は『大往生の島』(佐野眞一著、文春文庫)。高齢化率日本一の山口県周防大島の、とくにそのすぐ隣にある離島、沖家室(おきかむろ)島のルポだ。一人暮らしの老人が大半の過疎の島でありながら、行政に頼らず、互いに助け合いながら明る…