木口木版

 3年ほど前から探し続けていた本『木口木版伝来と余談』(馬渕録太郎、ギャラリー吾八)をやっと入手し一気に読んだ。著者の手になる木口木版画2葉入りの豪華私家版だ。最初、活字の「し」が左にズレているのがすごく気になったが、内容が面白いのでズレは次第に気にならなくなった。最後の方で高岡重蔵さんの名前が出てきてびっくり。蔵書票の手伝いをしたことがあるなんて聞いたことがなかった。こんどコピーを持っていって聞いてみよう。

木口木版伝来と余談 (1985年)