エレファントカシマシ20周年

　さっきミュージックなんとかというテレビ番組にエレカシが出ていた。今年はデビュー20周年とあった。とてもこんなに続くバンドだとは思ってなかった。
　たしか私が生まれて初めて買ったCDがエレカシのセカンドだ。それまではすべてレコードかミュージックテープ（死語）だった。いつまでたってもセカンドのレコードが店頭に並ばないんでしびれを切らして店員さんに聞いたら、もうこれからはアナログレコードはなしでCDだけって言われたっけ。仕方がないからCDプレーヤー持ってる金持ちの友達にダビングしてもらって、テープで聞いたんだった。ファーストのときは、“なかなかかっこいいロックバンドが現れたな”と思った程度だった。でもセカンドを聞いて、それどころじゃないことに気づいた。その後しばらくセールス的には散々だったけど、このバンドだけは最後まで聞き続けないといけないような気がしていた。宮本がどこへ進もうと“死に水は取ってやる！”みたいなノリだったな。このテンションじゃ10年もたないだろうって、それが20周年。誠に失礼いたしました。
　最後に生で見たのは上野の野外でやったフリーライブかな。何年前だっけか。『東京の空』が出たあとだったような気がする。久しぶりにライブに行くと、突然宮本が「皆さん楽しんでますか〜」とか「踊れ〜」とか言い始めて度肝を抜かれたっけ。（いや、「今宵の月〜」が大ヒットした後も1回だけ行った。武道館が満員で、それを見ただけで涙が出てきた。）
　エレカシのアルバムは買うのが習慣というか半分義務だと思っていたのでずっと買い続けていたけど、エピック・ソニーを離れてからのは数回しか聞いてないのが多いな。と思ってウィキペディアで調べてみたら、まだ買ってないアルバムが3枚もたまっていた。以後気をつけます（正座）。今月末には新譜が出るそうだ。しかしミュージックなんとかのエレカシ、とくに「今宵の月〜」は声が出てなくてテンション低かったな。恐るべき名曲「俺たちの明日」はオマケ扱いだし。どうせなら「おはようこんにちは」とか「優しい川」とか初期の曲も入れて盛り上げてほしかった……「優しい川」じゃ盛り上がらんか。「遠い浜辺」か「武蔵野」でもいいけど。でも、テレビだとぜんぜん調子でないんだよね、エレカシって。
　YouTubeに色々ライブ動画があったんでリンク。本物のロックバンドが、ここにいる。
「ファイティングマン」

「デーデ」

「花男」

「おはようこんにちは」

「珍奇男」弾き語り

「珍奇男」

「奴隷天国」

「東京の空」

「ガストロンジャー」

「武蔵野」

「歴史前夜」

「歴史」

「俺たちの明日」