まっくら、奇妙にしずか

 先週茶房高円寺書林で買った『まっくら、奇妙にしずか』(アイナール・トゥルコウスキィ/鈴木仁子訳、河出書房新社)という絵本を読んだ。たった1本のシャープペンシルで、400本の芯を消費して3年かけて描いたという細密画がとてもきれいだった。印刷・製版もよかった。というか、それに惹かれて買ったのだが。普通のオフじゃないなと思ったら線数が300ちょいあった。紙の質感も含めた原画の雰囲気がしっかり伝わってくるぐらい、微妙な階調がきれいに出ている。原画を見てみたいと思って調べてみると、なんと今、千葉市美術館の「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」で展示しているみたいだ。近所じゃないか。9月7日までだから、急いで見に行かないと。

まっくら、奇妙にしずか